地方在住学生アイドルオタクがどれほど苦労しているかを当事者が解説する。
オタクなら関東に住め。
これはもう疑いようのない事実です。特にこれから大学受験や就職活動を控えているオタクは肝に命じて自分の進路を決めたほうが良いです。
「関東に住むか否かでオタ活充実度は天と地ほど差が出る。」
これ、マジです。私はその事実を全くわかっていなかった。
だから、「大学生になったらオタ活するぞ!」って意気込んでいたのにも関わらず「北海道に進学する」っていうアイドルオタクとしては致命的なミスをしてしまったわけです。
今回は北海道在住のアイドルオタクの私がオタ活をする上でどれほど苦労しているか、実体験を基にお話ししていきたいと思います。
さて、何が苦労するか、端的に申し上げれば、金と時間です。
私が応援しているのは乃木坂46、欅坂46、日向坂46の所謂坂道グループなのですが、彼女らのイベント(握手会やLIVEなど)は基本的に東京近郊か関西がほとんど、北海道に来てくれることなんてごく稀なんです。となるとこちらが出向くしかない。
先日、私は東京都、武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた「欅坂46 2期生おもてなし会」に参戦してきたのですが、その時にかかったお金と時間をお話したいと思います。
【金】
まず、金について。
①チケット代
当然、チケット代がかかります。
私の場合、おもてなし会に両日参戦したので、
¥4,600×2で¥9,200かかりました。
これは参戦するかた全員がかかるお金ですね。
②飛行機代
北海道から東京に行くためには基本的に飛行機で行くのが基本。選ぶ航空会社と予約時期により変動しますが、このおもてなし会は10連休となった今年のGW初日。高くつきました。
往: ¥20,680 (スカイマーク、新千歳→羽田)
復: ¥9,860(春秋航空日本 、成田→新千歳)
計: ¥30,540 高いなぁ。これでチケット何枚買えると思ってるんすか。
③電車代
飛行機代に目が眩んで忘れがちなのがこの電車代。
具体的に言うと
a.自宅最寄りの駅から新千歳空港に出るまで
c.飛田給駅から宿泊の拠点としていた京王永山駅の何往復かぶん
d.飛田給駅から帰りの成田空港まで
e.新千歳空港から自宅最寄り駅まで。
結構移動しました。
正確な数字は正直覚えてないんですけど、¥5,000くらい総額ではかかってるんじゃないかな。
④宿代
先ほども触れましたが10連休の頭ということでホテルの料金も大変なことになっておりました。流石にそこまでお金を出すことは難しかったので今回は「スーパー銭湯」に宿泊することにしました。東京って便利なものがいっぱいありますよねぇ。
今回お世話になったのは「永山健康ランド 竹取の湯」さん。
ほぼ24時間営業で温泉にも入れ、しっかりと横になって眠ることが出来ます。
私は学生料金で2泊したのでかかった料金は以下のようになっております。
¥1,800(学生・土日)+¥1,500(深夜料金)×2(2泊分)
計:¥6,600
ホテルに泊まるよりは全然格安とはいえ、やはりそれなりにお金はかかってしまいます。
(実際3泊4日の旅程だったのですが、1泊は空港泊(無料、過酷)したので料金がかかったのは2泊分のみです。)
⑤グッズ代
これは地方在住とかあんま関係ないですけど、アイドルのグッズって高いんですよ。喜んで使っちゃうんですけど。今回使ったのはこんな感じです。
Tシャツ ¥3,000
ペンライト ¥3,000
推しタオル ¥2,000×2=¥4,000
生写真 ¥500 ×2=¥1,000
計:¥11,000
ざっくりと使ったお金はこんな感じです。
合計を出してみると・・・(怖くてあんま出したくない)
¥62,340
一回のライブ参戦だけでこれだけかかっているのです。後ここには含まれてないですけど当然遠征中は全部外食になるので、飯代が上乗せでかかってきます。学生の1ヶ月分のバイト代くらい吹っ飛ぶってことなんですね。
【時間】
もうひとつは「時間」です。さっとその日に出かけてLIVE参戦して日帰りで帰ってくるというのはまず無理です。
私の場合、2日間のライブに参戦するため、前日に東京に入り、2日目終了後の翌日に飛行機で帰りましたので、それだけで4日間がっぽり予定を開けないと行けなくなりました。
飛行機に乗っている時間が片道1時間30分くらい。
電車で羽田から飛田給までで1時間くらい。
物販に並んだり、開場時間までの時間を潰したり、金欠でお金のかかる時間の潰し方が出来ないので会場周りで座ってただひたすら時間が過ぎるのを待ったりするのは結構しんどい。
時間、体力ががっつりと削られるのが地方民のライブ参戦ってことがよくわかりますね。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。
これが年に1回、2回とかだったら全然いいんですけど、流石に握手会に毎回参加するとかなったらとんでもないお金と時間が持ってかれることになりますから、実際参加できるイベントもかなり限られてくるのです。
これが地方在住のアイドルオタクの現状です。
私からみなさんにお伝えできることがあるとすればただひとつ。
「オタクなら関東に住め。」