坂道オタク北海道の大学生につひぬのブログ

北海道から坂道を応援しています。

「自己紹介」って難しいよね、って話。

就職活動を始めると必ず直面する問題「あなたを自己紹介してください。」

 

困りますよね。そのために「自己分析」ってのをみんなするわけですが、その結果何となく自分みたいなものが見えてきたとしても、それを面接のわずかな時間でうまいこと人事様に伝えないといけない。

 

しかも、僕の場合、自分のことを振り返れば振り返るほど嫌な部分ばっか見えて来るわけですよ。

 

 

・継続力がない。

 

・人付き合いが苦手。

 

・勉強もそれほど頑張らない。

 

・趣味に打ち込もうにも中途半端。

 

みたいなね。誰がこんなやつ雇いたいんだ。って話ですよ。

 

だから、僕もない頭を少しは働かせて自己紹介をするわけです。

 

例えば「人付き合いが苦手」ってのは前にこのブログで書いたことがあるように、「大人数でワイワイやるのが苦手」であって「気の合う少人数、さらに言えば1対1で話をするような場合、別に苦にならない。むしろ好き。」だから「私は広く浅く付き合う人間関係よりも狭く深い人間関係を好む人間です。」みたいに言えば多少はよく聞こえるでしょう?

 

でもね、厳密に言えばこの紹介も僕のことを正確に表せてはいないんですよ。

 

「狭く深い人間関係を好む」なんて言ったらそれこそ本音をぶつけあえる友人がいて、その関係がずっと続くような友達を持っているように聞こえて、じゃあ社会人になった時にそういう働きかたをしてくれる人なのかな?って思うじゃないですか。

 

だけど、僕の人生の中での友人関係を振り返った時に「おそらく、他の人に比べて交友関係が狭いのは間違いない。でも人に比べて深い関係の友達を作ってきたのか?」って問いかけると、自信を持ってYESとは言えない自分が現れるのです。

 

仲良くしていた(と自分は思ってる)高校時代の友達も高校を卒業してしまえば連絡をパタリととらなくなって疎遠になっていく。何かの機会で意気投合して仲良くなったと思った人と連絡先を交換しても結局連絡はとれない。ありがたいことに連絡がたまにあって、返そうと思っても気が重くなって返信に何日もかかったり、最悪返さなかったりする。最低だ。そんな自分の嫌なところをたっぷり知っているのに面接の場で「狭いけど深い人間関係を作ってきました!」なんてしゃあしゃあと言ってのける自分がいる。

 

「アピールポイント」ってやつもそうです。

 

僕の本音で言えば「一人遊びを楽しむ能力」と「妄想力」に関しては誰にも負けないと思ってるんです。でもそんな社会に出てクソの役にも立たない上にその力を証明するエピソードもない話を面接でするわけにはいかない。だから「相手の立場になって考えることができます」とか「人を和ませることは割と得意です」みたいなバイトとかサークルのエピソードから引っ張ってきやすい話をしながら「俺何言ってんだろうか・・・」って苦しくなる。それは嘘ではないけど、着色された自分だから。

 

自分のことをよく見せようと必死な自分を眺めながら、でもきっとこれって人事様にはバレてんだろうなぁ、って同時に思いながら本当の自分の本音は話せない。

 

情けないし、でもどうしていいかもわからない。

 

 

だってさ、ここに書いたことも自分の本音であるようでいて、「いや、違うだろう」って思っている自分もいるんだし。

 

いつ答えは出るんだろうか